今回は庭に人工芝を敷きたい時、どのように人工芝を選べばいいのかというコツと、注意点について書いていきたいと思います。お恥ずかしい話ですが、人工芝はどれも同じだと思っていました。
実際に多くの人工芝を見て触ったことで、全然違うということを理解しました。
実体験をもとに書いていきますのでお付き合い下さい。
もくじ
人工芝の長さと特徴
人工芝の芝生の長さはそれぞれ違います。代表的なのは20mm~40mmでしょうか。
もちろんもっと短いものもあるかと思いますが、40mmとなるとかなりの長さになるので、それ以上長いものはあったとしてもそこまでメジャーなサイズではないかと思います。
20mmの特徴
- 芝が短いため、触った感じは子どものスポーツ刈りの頭の感触に似ている
- ゴミなどが入り込む心配も少なく、掃除が簡単
- クッション性が弱く、固さを感じるので子どもを遊ばせる時は注意
30mmの特徴
- 20mmの特徴と40mmの特徴の中間といったところ
- クッション性は十分ある
- ゴミは入り込むと取りにくいが、気になるほど入らない
40mmの特徴
- とにかくフカフカのフワフワ
- クッション性が十分過ぎるほどあり、少し上から落ちても痛くないほど
- ゴミが入ると取りにくいため掃除は小まめに行うべき
- 芝生が長いため、芝の素材と手触りに注意して選ぶ必要あり
最終的には好みの問題になってきます。それぞれ需要があるからこそ、売られているわけですし作られ続けているわけですからね。もう少し特徴を見ていきましょう。
人工芝の手触りについて
人工芝の芝生部分は、ナイロン製であったり、ゴム製であったり様々あります。
天然芝と比べるとやはり手触りは「人工感」が強く、ちょっと気になるところです。
特に40mm製品に関しては、ナイロンのツルツルスベスベ感がものすごくわかるので、キュッキュするような素材が嫌だという人はかなり気になってしまう部分かと思います。
ちなみに私はそれが大嫌いなので、40mmは早々に消えました。
単純に手触りという点だけで見れば、20mmの圧勝だと私は感じました。
子どものスポーツ刈りのような手触りは、天然芝のものと大差なく、とても良い感じでした。
それもあって、最初にホームセンターに行った時は、この20mm製品を選び、業者さんにお願いしました。
人工芝のクッション性について
当然と言えば当然ですが、芝生の長さが短ければ短いほどクッション性はなく、長くなれば長くなるほどクッション性に優れたものとなってきます。40mm製品はふかふかですよ。
では、私たちが最初に選んだ20mm製品はどうでしょうか。
実際に触れてみた時、叩いたりもしてみましたが、「うん、十分だね」と話したほどです。
つまり、クッション性の弱い20mm製品でも、十分だと感じたわけです。
こうなると20mm製品は、手触りがバッチリでクッション性も十分となり、他を選ぶ必要が全くなくなった・・・と思い込んでいたのですが・・・ここで落とし穴がありました。
売り場の状況を考える
私が間抜けだったと言ってしまえばそれまでですが、実際のところ同じようなミス、勘違いをしてしまう人もいると思いますので、ここは声を大にして言いたいところです。
庭に敷き詰めるような大きいサイズの人工芝は、売り場で丸められて売られていることが多いです。また、正方形の小さいサイズのものも、積み重ねて売られていることが多いです。
これ、何が言いたいかといいますと・・・どちらも勝手にクッション性が出てしまうのです。
仮にクッション性があまりない人工芝であっても、丸められて何層にもなっていれば、いくら強く叩いてもクッション性に富んだ製品と同じくらい柔らかく弾力が出ます。
積み重ねられている場合も同様に強いクッション性を感じ取ることが出来ます。
つまり、偽のクッション性に騙される危険性ありということです。
まぁこちらが勝手に勘違いしてしまうだけですけどね。
対策としてはきちんと地面に敷いた状態での手触り、そしてクッション性を確認することです。
丸まった状態では、正しいクッション性がわからず、どれも素敵なクッション性があると勘違いし、結局は手触りのみで決めてしまうようになりますからね。
天然芝と人工芝の違い
庭の人工芝ですが、天然芝も1回考えました。
しかしすぐに人工芝一本で考えるようになりました。
人工芝と天然芝を比較してみましょう。
天然芝
- 生きているので手入れが必要
- 下が土なので雑草もたくさん出てくる
- 猫などの糞被害の恐れ
- 揃っていると見た目は綺麗だが、手入れをしないとバラバラの生え方になる
- 揃っていればかっこいい
- 四季を感じられる色彩の変化
人工芝
- 手入れはほぼ不要
- 下に防草シートを敷けば雑草はほとんど生えてこない
- 猫の糞被害のリスクは低い
- クッション性や手触りは自分で選べる
- 一年中緑色
まぁ、このような感じなので天然芝を考えた時間は非常に短いです。
今は昔と違い、人工芝の出来も非常に良いので、天然芝を敷くメリットがあまりなくなってしまい(人工芝と比べた時のメリット)、デメリットだけが残ってしまったように思います。
そういうわけで、私のイチオシは文句なしで人工芝です。
実際に見て触ってから決めよう
人工芝も値段はピンキリです。
ホームセンターに売っているものは比較的安いですが、不動産やエクステリア業者さんなどはもっと高額な人工芝も取り扱っています。これらはサンプルを見せてもらえます。
取り寄せになるケースも多いですが、取り寄せてもらいましょう。
見た目や説明をいくら見ても、実際に見て触らないことには確定しない方がいいです。
まぁ、サンプル品だと本当に小さいカットになるので、どこまで信用出来るか・・・となるとこれも怪しい部分はありますけどね。ホームセンターなら大きいもので確認出来るのが利点です。
ただ・・・それを言ってしまっては・・・ということを1つだけ。
手触りは確かに気になるし、買う前のチェックで物凄く重要視する人が多いと思います。しかしながら、実際、人工芝の上は歩くわけですよね。だから手触り・・・ほぼ関係ありません。
私は庭の人工芝の手触りをじっくり確かめたことなんてありませんからね。
ですからどちらかと言えばクッション性を大事にする方がいいかと思います。
お子さんが人工芝の上で遊んだり三輪車、自転車などで遊ばせようと考えているならば特にこのクッション性を重視して選んであげることがベストになるでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。ひと言に人工芝と言っても本当に色々な種類があります。長さは同じでも、ホームセンターごとに手触りや素材などが全然違ったりもします。
面倒でも色んなところへ足を運び、気に入った人工芝を注文するようにしましょう。
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