シャインマスカットの栽培日記、成長記録をここに書いていきたいと思います。これから育てようと思う方の参考にもなるよう、日付や写真も添えて書いていきますので、よろしくお願いします。
シャインマスカットの植え方、育て方については勉強して下記の記事にまとめてあります。
シャインマスカット・ぶどうの植え方、育て方|ウイルスフリー接木苗
おうち果樹園を始めるにあたり、多くのことを勉強しました。シャインマスカットというのは、ぶどう、マスカットの中でも特に糖度が高く、マスカットの女王と呼ばれる品種です。 スーパーで買うと非常に高い品種です ...
続きを見る
勉強した流れに沿って育成してどこまで育つのか、どのくらい収穫出来るのか楽しみです。
もくじ
シャインマスカットの植え穴を掘る
当ブログでも書いてきたように、庭は家庭菜園部分以外は一面全てが人工芝になっています。
ですから、まずはこの人工芝を切り取る作業になります。人工芝の下には雑草が生えてこないように防草シートも張ってあるので、そちらも切ります。カッターナイフを使いました。
人工芝はかなり力を入れないと切れませんでした。防草シートは軽くで切れました。
50cm×50cmの大きさで、深さも50cmというのが目標でしたが、深さは40cm前後までしか掘れませんでした。駐車場の隣ということもあり、コンクリートが少し紛れ込んでいたので厳しかったです。
カーポートの下に向けて成長を促す予定なので、駐車場の近くに植え穴を掘りました。
シャインマスカットの植え付け
シャインマスカットは落葉している時期に植えるのがベストということで、私は2019年1月23日に届いた苗を1月24日に植え付けました。
植え穴を掘ったら下に完熟たい肥を敷き詰めました。およそ3cmほどでしょうか。
その後は掘った土と完熟たい肥をプランターで混ぜ、少しずつ戻していきます。
本当に軽い力で折れてしまいそうに細く、そこらへんで拾ってきただけの枝にしか見えないこのウイルスフリー接ぎ木1年生苗のシャインマスカットを優しく土の上に置き、さらに土を被せます。
接ぎ木した手術痕はこちらになります。
我が家で買ったこのシャインマスカット苗は6000円以上でした。
同じウイルスフリー接ぎ木1年生苗でも、もう少し安いお店はありました。しかし苗木部さんの苗はとても高評価でしたし、何よりその後の対応も丁寧ということでこちらで買いました。
事実、その後もメールでアドバイス等してくれました。
HP / 苗木部 by 花ひろばオンライン
上記リンクで苗木部さんのトップに行けますので、シャインマスカットだけでなく多くの苗木を検索してみて下さい。また、完熟たい肥も私は苗木部さんで購入しています。
有機肥料はにおいが気になるものもありますが、苗木部さんの完熟たい肥はしっかりと完熟されたものなので、一切の臭いがなく、とても快適に使うことが出来たのでリピートしています。
完熟たい肥も、苗木部さんのトップページから検索してみて下さい。
シャインマスカットの初期肥料
シャインマスカットは植え付け時に初期肥料を施します。
こちらに関しては意見も様々で、必要ないと書いてあるサイトもありましたが、今回苗を購入した苗木部さんの説明で、初期肥料のアドバイスもありましたので、実施することにしました。
片手で3掴みほど、果樹専用の肥料を与え、その上にさらに土を被せます。
そして十分過ぎるほど水を与えます。
これは本当に「さすがにやりすぎでしょ?」と思われるくらいあげた方がいいそうなので、ドロドロになるまであげました。そうすることで、土と根が絡まって根付きやすいのだそうです。
現在は2019年2月21日になります。この冬はそんなに寒くないですが、さすがにまだまだ新芽は出ていません。今後動きがあればまた写真とともに書いていきます。
シャインマスカットの成長日記・栽培記録
4月21日、ほぼ同時に植え付けをしたビワ、プラム、みかん、せとかの中で最も遅く芽吹きました。しかも下の方だけです。普通は上の方から芽吹くらしく、これは珍しい現象だそうです。
きっと上の写真にある緑色のテープを巻きっぱなしにしていたことで、その部分の温度が他よりも高くなったのが要因だと勝手に分析しています。
上の方はまだ芽吹いていませんし、兆候も見えません。
次回は全体的に芽吹いてきたら更新しようと思います。こんなに大きな写真じゃなくてもわかるくらいになればもう少し小さな画像を載せれば済むのですが、今はこの大きさじゃないと見えにくくて・・・。
4月29日。やってしまいました・・・。以下は25日の写真です。黄色いのは『トルシー』と言いまして、アブラムシの成虫が飛んできた時、黄色に向かう習性を利用して捕獲するものです。
そう、我が家の他の野菜や果樹苗にアブラムシが襲来していたのです。
そこで念入りにチェックをしていました。
毎日念入りにチェックし、スイカの畝に防虫シートを買ってきたこの4月29日、上に見える駐車場から庭に向かって放り投げました。その後、シャインマスカットを見に行くと・・・
そんな・・・シャインマスカットで芽吹いた2つのうち、元気の良かった方が落ちています。アブラムシを念入りにチェックするあまり、少し弱まっていたのかも知れません。
そこに軽いとは言え、防虫シートを投げた時当たったのでしょう。
オレンジ色のは傷薬です。本当にごめんなさいシャインマスカット。
まだ肌寒い日々が続くため、他の花芽は芽吹く兆候もありません。早く他の花芽も芽吹いて安心させて欲しく思います。それにしてもマヌケなことをしたと1日落ち込みました。
元気に育ってくれることを祈り続けます。
5月6日、お世話になっている苗木部さんに問い合わせて相談したところ、下の方の芽が伸びていくことで上の方の新芽が休眠から覚めずに休んだままになってしまったとのことでした。
残った1つを主つるとして育成していけば大丈夫と言ってもらえました。こうなると前回折れてしまった1本が本当に・・・この残された1本を命懸けで守らねばならないと強く思っています。
カーポート側に誘引していく準備を始めました。
そして・・・日が当たるのは写真手前側、つまり残った休眠の穂木はとても邪魔なのです。折れてしまったつるは手前側にあったものの、この残された主つる候補は奥側なのです。
そこでお手数をおかけしてしまうものの、再度ご相談でこの穂木を切って大丈夫か、落葉期まで待つべきか聞いてみると、主つるが決まったのであれば大丈夫と言っていただけました。
よって!
見ての通り、相当思い切りました。実は1つだけ休眠の新芽を残して剪定したのですが、やはりまだ邪魔。もうやるやらやれ!いっそのことそれで残った1本を守る意識を高めよう。
そう思ってここまで切り詰めました。
樹液が流れてくることもなかったので、シャインマスカットさんも主つる候補に全力になっているのでしょうか。もちろん、念のため苗木部さんで購入の傷薬を塗っておきました。
子どもの身長を測る要領で支柱に印をつけています。
これできちんと主つるが伸びていくのか見ていきたいと思います。
黒とう病に感染したシャインマスカット
5月7日、しばらく更新することがないくらい平和にいけばいいと思っていましたが、残念な更新になってしまいました。上の写真、主つるの真ん中に黒い点があるのがわかります。
最近実は少し伸びが悪いように感じていました。
それもあって身長を測るようなことをしたのですが・・・。
今日葉っぱを見ると黒とう病疑いのところから黒とう病確定という感じになっていました。
1本しかないツル、それがこんなことに。調べると進行すれば枯死する可能性もある。そして予防は出来ても治すのは難しいと・・・。ただ、感染直後なら広がるのを防止は出来る。
出来る!?
急いで園芸ショップに行きました。ネットで調べると治療に適した農薬もありましたが、とにかくすぐに処置をと思い、園芸ショップにて薬を購入してきました。
希釈して使うタイプのものを初めて使いました。
葉っぱはもう2枚危ない感じのものはありますが、感染拡大防止のための除去をすると光合成が全く出来なくなりそうだし、とりあえず上記1枚だけを落として薬散布で様子見にしました。
シャインマスカット・新規苗の植え替え実行
5月25日
残念ながら完全に生育が止まってしまったようです。仕方なくこの主枝を諦め、切り落とし副梢や他の芽の生育を促すことにしました。しかしうまく回復しても生育は大きく遅れます。
そこでこの苗を鉢植えに移し、新規苗をこの露地栽培に持ってくることにしました。
カーポートはかなり高い位置にあるので、生育遅れは致命的になってしまいます。
ですがこの苗にも愛着があるので、今後も愛情を込めて育てます。この苗の行方に関しては今後シャインマスカットの鉢植え栽培日記の方で書いていきますので是非見てやって下さい。
シャインマスカット黒とう病対策済み栽培日記|鉢植えカーポート
シャインマスカットの育て方を1から調べ、他のおうち果樹園とともに育ててきました。しかしなんとデリケートなことか・・・。みかん、せとか、プラム、ビワが順調に育つ中でトラブルが。 シャインマスカットのみ黒 ...
続きを見る
新規苗はコチラになります。
立派ですよね。同じく1年生苗なのですが、もう5月ですからすでに芽吹いています。根を傷付けないようにそっと植え付けました。ただこのままでは前回の二の舞です。
黒とう病予防をきちんとしなくてはなりません。
まずは植え付け後すぐにトップジンM水和剤を散布しました。
その上で雨が当たらないようきちんと防除です。
ビニールで雨避けをしました。風の逃げ場がなく、全てを受け止めるような張り方だと恐らく強度が弱くなってしまうと思うので、下に風の逃がし場を作る形で張りました。
今のところ雨もきちんと避け、強風時もビニールに負担がかからないように出来ています。
今後は伸びてくると上部に穴を開けないといけません。しかしそうなると今度は先端が雨にさらされることになるわけです。今のうちに伸びた時の対策を考えておく必要がありそうです。
シャインマスカット新規苗の成長記録・黒とう病とブドウスカシバ対策
特に危険で防除が必要なのは黒とう病とブドウスカシバだということを学びました。ここからは樹形をきちんと作るまではこの2つにきちんと注意しながらやっていきたいと思います。
6月12日、気付いたら主枝から強過ぎる副梢が・・・見落としです。
見ての通り流れでいけば左側が主になっているはずですが、右側の方が明らかに成長しています。この場合もう右を残すべきなのかも知れませんが、樹形の都合で左を残します。
ついでに下方の新梢たちも捻枝をして上へ栄養を促します。
上の葉がサビというか銅のような色ですが、これは生理現象のようなもので、大きくなれば大丈夫だそうです。実際数日後には普通の葉っぱと同じ色になってくれました。
7月1日、ついに、ついにフェンスの上まで届きました。嬉しいです。しかし2019年の梅雨は関東地方ほとんど日照時間がありません。うまく育ってくれればいいのですが。
ここまでは日照不足もなんのそのですごい勢いで伸びています。
フェンスの上まで届いたのは嬉しいものの、同時に悲鳴も。ここからが正念場になります。この位置からカーポートまで届かせるには大きな大きな隙間というか間があります。
そしてこの部分、どうやってもビニールが届きません。とりあえずアーチ状の支柱を半分に切って、柵にテープとすずらんテープにてくっつけてパッカーを使い応急処置です。
7月8日、ちょっともう手がつけられないと言いますか、日照時間ほぼ0なのに、ここにきて伸びが異常です。毎朝起きるとかなり伸びています。色々と対策をしてみました。
まずカーポートに支柱をつけてこちらに伸ばしてみたのですが、これは重さで1日持たずに落下です。シャインマスカットに直撃で折れると困るのでこの方法は一発断念。
原始的ではありますが、アーチ状の支柱にさらに軽く短い支柱を増設です。
7月27日、ついにきっちり晴れました。やっとカーポートまで届いたと思ったらそのままグングン伸びてかなり良い位置まで伸びました。支柱と被覆ワイヤーを使って誘引しました。
支柱がゴチャゴチャしている部分の葉っぱを見てもらえばわかると思うのですが、とても縮こまってしまって小さいままです。これは完全に私のせいですが、不可抗力でもあります。
ビニールを支柱に括り付けていましたが、誘引も上へ上へとしなければならない。
そこで支柱にすずらんテープをつけて上に引っ張りつつ、そこにはビニールもあるので物理的に大きくなれず、さらには蒸れてしまう状態が続いていたことが原因だと思います。
この日は夜から大雨、明日は台風という予報ですが、もう思い切ってこのままビニールを外します。柔らかい部分に発病するという黒とう病。もうカーポート下に50cmくらい入っています。
ならば柔らかい部分にはもう雨が当たらないはずです。
台風以降はずっとカンカン照り予報が続いていますし、完全に梅雨明けとなる見通しなので、効率良く光合成出来るように、そしてこの縮こまった葉っぱが成長出来ることを優先します。
後はブドウスカシバ対策。
黄色いシートは前にアブラムシの成虫対策で置いてありましたが、それらしき虫はついていませんでした。気付かない間にタマゴを産んでいた可能性を考えると少し怖いです。
ハチのような見た目で、肉眼ですぐにわかる虫なのでよく見ておきたいです。
7月29日、たった2日で20cm以上伸びています。
8月12日、順調に伸びていますが、7月末あたりからの1週間は異常なほど元気に伸びたので、少し勢いは落ちたように思います。ただ1日5~6cmは伸びていると思います。
少しずつ被覆ワイヤーを設置しているのですが、鉢植え栽培の方も合わせて伸びが速いので、ほぼ毎日のように脚立を持ち出して色々と作業しています。世話がかかるのが楽しいです。
8月18日、是非7月27日の写真と見比べて欲しいのですが、7月27日の写真はあまりにも葉っぱが貧相に見えませんか。ほぼ1か月間、日照時間がなかったことも原因だと思います。
ただそれならばフェンス際栽培の方も葉っぱが縮こまってしまうはずです。やはりビニールが接してしまうくらいの防除だったので、それが最も成長を妨げたのだと思います。
ただそこまでしてでも防除をして正解だったと今でも思っています。
一度ここまで届かせてしまえば黒とう病で壊滅、枯死ということは考えにくくなりますが、このカーポート下に届く前に黒とう病になったらきっとまた1からやり直しですからね。
7月末から8月に伸びた部分は徒長もなく節間が詰まっていて葉っぱも大きいです。
来年伸ばしたい位置や目指している樹形の関係で、8月23日あたりで先端を摘芯することになると思います。本を読むと7月末と8月末に摘芯すると書いてありました。
そして冬に7月末で摘芯した位置まで剪定すると。今年は梅雨が長引き、日照時間も少なかったわけですが、8月はものすごい猛暑で日照時間もかなり長くなりました。
ですから8月23日前後で摘芯し、9月10日前後で再度摘芯。
そして8月23日前後で摘芯した位置で冬に剪定するというスケジュールも悪くないのではないかと勝手に思い込んでいます。また作業をしましたら更新したいと思います。
8月22日、予定通りの摘心です。
8月28日、少しずつ木質化の準備が始まっているのでしょうか。
9月9日、摘心した後も成長がすごくて止まりません。
2020年2月20日、面倒で先延ばしにしていたけど、ようやく剪定作業です。
一本の長い棒状にしました。
4月26日、鉢植え栽培より遅かったものの、ある程度萌芽が完了しました。つぼみも5~6個ついているので成長が楽しみです。
最終更新日の記録
最終更新日は2020年4月30日になります。おいしいシャインマスカットが収穫出来て大成功となるのか、何かトラブルでダメになってしまうのか。今後の動きをリアルタイムに更新していきます。
是非応援よろしくお願いします。
まとめ
我が家では他にも4種類の木をおうち果樹園として栽培しています。他の果樹は以下になります。
- 温州みかん(宮川早生)
- びわ(涼風)
- せとか
- プラム(井上)
当サイトでは、シャインマスカットを含めた5種類の成長記録を紹介していきますので、時々見に来ていただけると嬉しいです。成長日記一覧はこちらになります。
シャインマスカットのフェンス栽培日記も始めました。
シャインマスカットのフェンス栽培写真|プランターでビニール防除
シャインマスカットが近年とても人気です。私も数年前に初めて食べた時は衝撃でした。せっかく庭付きの家を買ったのだからと家庭菜園を始め、毎日楽しく植物の世話をしていました。 それだけでは飽き足らず、おうち ...
続きを見る
次回また更新出来る日を私たちも楽しみにしています。