おうち果樹園の栽培方法

シャインマスカットの植え方・育て方のコツ|ウイルスフリー接ぎ木苗

投稿日:2019年2月20日 更新日:

おうち果樹園を始めるにあたり、多くのことを勉強しました。シャインマスカットというのは、ぶどう、マスカットの中でも特に糖度が高く、マスカットの女王と呼ばれる品種です。

スーパーで買うと非常に高い品種ですが、育て方はそんなに難しくないようです。

ですが、まず入り口として、挿し木苗・自根苗ではなく、接ぎ木苗を選びましょう。

その理由についても書いていきたいと思います。

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シャインマスカットの苗の選び方

シャインマスカットの苗を選ぶ時、いきなり大きな分かれ道があります。

  • 挿し木苗・自根苗(じこんなえ)
  • 接ぎ木苗(つぎきなえ)

何も知らないままだと、どちらを選べばいいのかわからないですよね。

値段を見ると2倍くらい違っています。私も安易に安い挿し木苗を選んでしまいそうになりました。

こちらにしなければならないというような決まりはありません。どちらも数年間きちんと手入れをして育てれば、最終的にはほとんど変わらないものになるそうです。

しかし初期の段階では大きく違ってくるそうです。

シャインマスカットの挿し木苗・自根苗の特徴とは

挿し木苗・自根苗というのは、シャインマスカットの木の枝を切り、土に植えて根付かせたものです。ですからぶどう、シャインマスカットの木の特徴をそのまま持っていることになります。

自分自身の根を張り、自分自身で成長する苗なので、一見ベストに思えます。

しかしぶどう特有の病気などにかかる危険度も接ぎ木苗より高く、初期の成長がやや遅いという特徴がるそうです。そのため、収穫までの年月はかなりかかってしまう可能性があります。

反面、価格は接ぎ木苗の半分程度ですから、購入しやすい価格帯になります。

要は病気にならず、長い目で見て育ててあげれば問題ないわけですからね。

シャインマスカットのウイルスフリー・接ぎ木苗の特徴とは

接ぎ木苗を見ると、大体「ウイルスフリー」という文言がくっついています。

意味はそのままで、病気にかかっていないという意味になります。

接ぎ木苗というのは、病気に強い木を土台として植えます。根もその病気に強い木のものになります。そして地上部分を切り詰め、シャインマスカットの枝とくっつけるのです。

言わば手術です。

これにより、病気に強い根と土台が出来、そこから上部であるシャインマスカットに栄養が送られることになります。そうやって作られた接ぎ木苗は病気になりにくいそうです。

また、栄養を送る機能にも優れた土台を選んでいるため、収穫までの成長も早いのです。

そのための手術として接ぎ木という作業を行っているので、値段が高いというデメリットもあります。

しかし接ぎ木苗のデメリットは言ってみればこの「値段」だけです。

対してメリットをまとめてみましょう。

  • ウイルスフリー(病気にかかっていない)
  • 病気に強い
  • 収穫までの年月が早い傾向にある

いかがでしょうか。仮に収穫が挿し木苗より1年早ければ、それだけでスーパーでシャインマスカットを購入する回数が減りますので、コストパフォーマンスもこの時点で逆転出来るはずです。

それに途中で病気になって枯れてしまうリスクも格段に減ります。

挿し木苗を買って枯れてしまった場合、恐らく次は接ぎ木苗を選びますよね。

それならば初期費用はやや高くなりますが、最初からウイルスフリー接ぎ木苗を選ぶのがベストではないでしょうか。もちろん我が家ではウイルスフリー接ぎ木苗を買いました。

シャインマスカットの植え方

シャインマスカットは鉢植え栽培も出来ますし、直植えの露地栽培も出来ます。

鉢植えの場合は小さく仕立てることも出来ますが、露地栽培となるとアミや棚になるものを作る必要があるでしょう。1本であっても本格的なぶどう畑のようになってくると思います。

ちなみに我が家では、カーポートの下にアミを張り巡らせる予定です。シャインマスカットの果実は、直射日光を必要としないので、カーポートの下で問題ないとのことです。

露地栽培の場合は、どこに向かって成長させるかをシミュレーションしてから植える場所を決めましょう。

  1. 植える場所を決める
  2. 50cm×50cmの大きさで、深さ50cmの植え穴を掘る(最低でも30cm以上の深さは確保する)
  3. 完熟たい肥を下に数センチ分敷き詰める
  4. 掘り返した土と完熟たい肥を混ぜる
  5. 混ぜた土を戻していく
  6. シャインマスカットの苗を入れる
  7. 上から土を被せる
  8. 肥料を入れ、さらに土を被せる

※植える時、接ぎ木苗の場合は接ぎ木部分が地上に出ているようにして植えて下さい。

接ぎ木部分を地中に埋めてしまうと、シャインマスカット自身が根を出してしまう可能性があり、そうなるとせっかくの接ぎ木苗なのに、自根苗に変わってしまい、病気に弱くなってしまう恐れがあります。

シャインマスカットを植える時期とは

シャインマスカットは落葉樹です。落葉樹は落葉シーズンになると冬眠をするので、気付かれないようにこの隙に植え替えるのがいいと言われています。

ですから落葉が終わった頃に植え付けを行うのがいいでしょう。

もしくは新芽が芽吹く前、2~3月頃に植えても気付かれずに植えられると思います。

我が家では1月下旬に植えました。本当はもう少し後の方が良かったと思いますが、ポットのままで外に置いておくくらいなら、植えてしまった方がいいだろうと判断しました。

シャインマスカットの剪定方法

シャインマスカットは植え付け時に剪定をするように書いてありました。

せっかく伸びている苗木をチョキンと切ってしまうと背も小さくなってしまいます。ですから勇気が必要ですが、そうした方が新芽が伸び出してからの成長が速くなるそうです。

ですから勇気を出して4~50センチくらいに切り戻しましょう。

しかしその年によって苗の成長も違いますので、購入店に相談してみるといいかと思います。

シャインマスカットの苗の感想

え?これ!?

正直なところこんな感想でした。

どこかで拾ってきた小さな枝をポットに挿しただけ。そんなイメージです。

苗木屋さんの写真を見ると80cmくらいで幹も太く見えるのですが、ひょろひょろの枝が4~50cmあるだけでした。しかしこれがまた面白いもので・・・。

苗木屋さんの写真をもう1度確認してみると、ポットの高さ込みで80cmくらいでした。ポットがとても大きいので、確かに苗木の地上部分は4~50cm程度でした。

その見方をすると、幹の太さも写真通りのように見えてきました。

ウイルスフリー接ぎ木苗の1年生苗だと、ハッキリ言って小指よりもはるかに細いです。

接ぎ木の手術痕の部分はしばらく弱いので、子どもがボール遊びをしたり、走り回ったりしてぶつかると折れてしまう危険性も高いと思います。囲いなどのガードを作っておきましょう。

2年生苗、3年生苗を買うと、やや太いものが送られてくるとは思いますが、収穫出来るようになるまでに必要な年月はあまり変わるものではないそうです。

ですから1年生苗で1から丁寧に育ててあげるのもいいと思いますよ。

シャインマスカットは黒とう病に弱いので雨に注意

黒とう病というブドウの病気があります。これはカビの一種だそうで、発病するとかなり厄介なものになります。葉っぱだけでなく、枝部分や果実にも黒い斑点が出来てしまいます。

私の栽培においても、萌芽して間もなく黒とう病にかかってしまいました。

これは雨に当たることで発病するものですが、露地栽培となるとほぼ確実にかかってしまうようです。そうならないためにベンレート水和剤などの農薬を予防散布することが大切です。

しかし最初は無農薬でチャレンジしたいと思うのが人情というものです。

私もそのつもりで意気込んだものの、萌芽からほんの1か月で断念となりました。

ブドウの中でも特にシャインマスカットは黒とう病に弱いそうです。

黒とう病にかかってしまった部分に薬剤を散布し、ちぢれてしまった葉は除去しました。後に新しい葉が展開してきたのでホッとしているところですが、生育は確実に遅れました。

シャインマスカットは雨避け栽培が理想

いかに農薬で予防をしても、シャインマスカットは雨避けがないとほぼ黒とう病になる・・・。もはや苗木購入後にこの事実を知ったので、困り果てました。

ベランダ等で屋根がある場所での栽培なら少しはマシになるかと思いますが確実ではありませんよね。雨には横殴りの雨もあるわけですし、完全に防ぐことは出来ません。

カーポート下での栽培なら良いのですが、カーポートまで枝が届くまでの部分は露地栽培と変わりません。鉢植え栽培で鉢ごとカーポート下に設置出来れば防げるとは思いますが。

そこでオススメなのが簡易ビニールハウスです。

物凄く簡素なビニールハウスです。

こちらですね。

  1. ビニールを購入する
  2. 使いたい大きさにカットする
  3. 四隅と真ん中あたりを透明テープで強化する
  4. 強化した部分を穴あけパンチで穴をあける
  5. すずらんテープでフェンスや柵、地面などと結びつける(地面にはU字ピンを使う)
  6. 穴あけパンチの部分を上からテープでさらに強化する
  7. 支柱に直接当たる部分のビニールもテープで強化しておく

たったこれだけです。私は1人で3か所この作業をしましたが、1か所あたり2時間弱で出来ました。そういうのが得意な方はもっとあっさりやってしまうことでしょう。

ポイントとしては必ず風の逃がし場を作って下さい。

ベランダ栽培用に大きな風避けを作ったのですが、風が逃げる部分がないとどんなに強化しても簡単に飛ばされてしまう恐れがあります。

画像のように左右も必要最低限にし、特に上下は風がうまく逃げるように作りましょう。

特に1年生苗はまだまだ弱いので、簡易ビニールハウスを作って大切に過保護に育ててあげましょう。必要最低限の農薬予防散布と雨避けにて弱点の黒とう病にならないようにしましょう。

まとめ

シャインマスカットの植え方、育て方について書いてきました。我が家では細く拾ってきただけのような枝(シャインマスカットウイルスフリー接ぎ木1年生苗)を植えました。

この苗がどのように育っていくのかをリアルにお伝えしたいと考え、栽培日記、成長記録を当サイトで書いていくことにしました。頑張って更新しますので、是非ちょくちょく見に来て下さい。

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になります。当サイトでは、シャインマスカットを含めた5種類の成長記録を紹介していきますので、時々見に来ていただけると嬉しいです。

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