びわの木の栽培方法について書いていきます。おうち果樹園用に小さく仕立てるコツに関しても記載します。びわは放任栽培にするととても大きくなる植物ですので、時には困ってしまうこともあります。
どう育てたいかを事前に考えておく必要があるでしょう。
もくじ
びわの木はどこまで大きくなるか
ひと言で『びわ』と言ってもたくさんの種類があることをご存知でしょうか。
種類によって直立性と開帳性に分かれています。
直立性というのは上に向かって木が伸びやすいため、きちんと手入れをしていかないとどこまでも大きくなっていってしまう可能性があります。中には10メートルを超える木もあるそうです。
対して開帳性と言われるタイプは、やや横に広がる傾向が強いです。
しかしそれでも放任栽培をしてしまうとやはり大きくなってしまうそうです。
びわの木について興味を持ち、育てたいと思ったのであれば、まずは色んなお宅の庭を見てみて下さい。びわは大きい木であるケースが多いため、わざわざ覗いたりする必要はありません。
庭の上の方から顔を出していることが多いですからね。
また、常緑樹であるため、常に葉が見えており、一目でびわの木だとわかるはずです。
意識して見るようになると、かなりのお宅の庭でびわを育てていることに気付きます。
おうち果樹園として収穫を楽しんでいると一目でわかるびわの木もあれば、もはや手入れが出来る大きさではなくなってしまい、放任栽培で収穫さえしていないと一目でわかる木もあります。
私の家の近くには、3階建ての家よりも背が高くなってしまっているびわの木があります。隣の駐車場にもはみ出ていて、もはや切るにも切れないほど樹勢が強くなっています。
しかし裏を返せばそれだけ逞しく伸びる木でもあるのです。
びわの木の植える時期とは
びわの木は常緑樹ですので、落葉で木が裸になるわけではありません。
そのため、植え付けの時期が判断しにくいかと思います。
私が調べた限りでは、やはりびわも冬の間は活動が弱まるので、1月~3月頃がベストということでした。
活動期に植え替えてしまうと、根への負担が大きくなるので、枯れてしまったり、木に大きな負担となり、果樹が成るまでに余計に時間がかかってしまうそうなので注意が必要です。
びわの木の植え方
びわの木は鉢植えでも出来ますし、庭に直植えする露地栽培でも可能です。
とにかく手入れをきちんとしないと大きくなる種類ですので、大きくなっては困るという方は最初から鉢植えにすることをオススメします。鉢植えであれば根を制限することが出来ます。
そのため、そこまで大きくなることはありません。
「いやいや、大きく育ててたくさんの収穫を楽しみたい」という方は露地栽培ですね。
その場合は、植え穴として、50cm×50cmの穴を掘ります。また、深さも50cm程度欲しいところです。
しかし・・・元から植物を植える予定である土でもない限り、50cmもの穴を掘るのは相当重労働になります。30cmまでは絶対に頑張って掘るべきですが、それ以上は土の固さや自分の体力と相談しましょう。
植え穴が掘れたら完熟たい肥などを下に数センチ入れましょう。
また、掘った土にも完熟たい肥を混ぜます。
そうすることで、やせ地のような栄養のない土でもきちんと生まれ変わることが出来ます。
びわの植え付け時切り戻し剪定
びわは小さく仕立てないと2階、3階を超えて育ってしまいます。
そのため、植え付ける際に思い切った剪定をする必要があると言われました。
私自身は1m50cmほどに育った「涼風」という品種のびわを買いましたが、植え付け時に80cmくらいまで切り戻してから育てないと小さく仕立てられないと言われました。
つまり買った苗を半分から思い切り切り戻し剪定するということです。
とても勇気が入りましたが、ハサミを入れ、薬を切り口に塗って保護しました。
また、新芽が芽吹いてきて、枝が増えてきたら、地面に向けて誘引してあげる必要があるそうです。
そうすることで自分の好みの木の形に仕立てられるのです。
庭に植える露地栽培では、大きく育て、たくさんの収穫を楽しみたいという気持ちがあると思います。しかしびわの木は本当に本当に大きくなってしまうので、繰り返しになりますが、色んなお宅のびわの木の育ち方をよく見てから育て方を考えて下さい。
私は最終的に樹高3m前後にし、横に広がってたくさん収穫出来るような樹形に育てていきたいと思っています。
まとめ
この記事では、私が調べたびわの木の植え方、栽培方法のコツについて書いていますが、私自身が育てた結果を書いたものではありません。私もこの知識を入れたばかりなのです。
そしてこの知識を使い、我が家ではびわの木をこれから栽培していくところです。
2019年1月下旬に苗を購入し、庭に直植えしました。
その栽培記録はこちらの記事にて随時追記更新をしていきたいと思います。もちろんわかりやすく画像もたくさん使っていきますので、是非応援よろしくお願いします。
何年もかけて記事を完成させますので、今後同じようにおうち果樹園に挑戦したいと思う方の参考に少しでもなればと思います。
おうち果樹園についてはこちらをご覧下さい。
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