ドラマ『あなたの番です』の分譲マンション住民会を観ての感想

2019年4月、新しいドラマで『あなたの番です』というちょっと怖いテレビ番組が始まりました。ネタバレ要素も含みますので、嫌な方は先に番組をご覧になってから読むようにして下さい。

メインはマイホーム関連についてなので、大したネタバレはありませんが。

分譲マンションの定期住民会について

殺人ドラマということもあり、住民同士が微妙な状況になるところを演出するために必要なものだったと考えますので、実際の定期住民会があのようなものだとはさすがに思いません。

テレビドラマでは、学校の委員会を選ぶかのように清掃係を決めたり、それを欠席者に押し付けるような形で決定したりしていました。

さらに終わった後は懇親会のような歓談が行われており、ほぼ強制参加、そしてお菓子代として最低1000円ずつのカンパが行われていました。嫌だ！これは嫌だ！と言いながら夫婦で観ていました。

すぐに分譲マンションを所持している恩師に軽く聞いてしまいましたが、さすがにそんなものはないとのことでした。

ただ管理会社によって色んな分譲マンションがあることでしょう。

定期住民会というのはよく考えれば必要なものでもあると思います。

欠席ばかりというわけにはいかないでしょうし、人によってはとてもわずらわしく感じてしまうものだと思います。お恥ずかしいことに、マイホーム検討段階ではこのことに全く気付きませんでした。

近隣住民との関わり

一軒家、一戸建てマイホームであれば近隣住民との挨拶はほぼ確実にあります。

さらに町内会や組合などにも加入するケースが多いでしょう。

そうなると市内、区内の行事係になったりわずらわしいことも多くなる。それに対して分譲マンションであればそういうしがらみがない分、気軽だろうなぁと思っていたのです。

確かに分譲マンションであれば、近隣住人と住んでいる空間は近いものの、必要以上に近くならなくていいようなイメージがある分、あまり深く関わるイメージはありません。

しかし分譲マンションの住民は全員で同じ資産を共有しているわけです。

例えば違う号室で誰かが事件を起こせばその分譲マンション全体の資産価値が落ちてしまい、とばっちりを受けることになります。ですからある意味で運命共同体とも言えるわけです。

そうなると定期住民会のようなもので意見交換を行うのも非常に大事なことですね。

一戸建てマイホームと分譲マンションマイホーム

どちらを選んだとしても近隣住民との付き合いは非常に大事な部分となります。

細かいことを気にし過ぎていると大事なものが見えなくなりますので、ここはいったん細かいことは気にせず、大きな部分だけ考えてみたいと思います。

大きな視点で見るとこのような違いがあると思います。

一戸建てマイホームの場合は近隣住人との付き合いは狭く深く、対して分譲マンションマイホームの場合は広く浅く付き合うケースが多くなることでしょう。

今回、『あなたの番です』を観ていて夫婦揃ってツッコミをしたのは「人多過ぎ！」ということです。登場人物があまりに多かったという感想は他にも多くの人が感じたと思います。

そりゃ分譲マンションも規模が大きくなればなるほど多くの世帯が入ります。

そして子育て世帯が多く入った場合は1世帯平均3～5人くらいとなるわけで、そうなれば登場人物はいくらいても不思議じゃないですよね。

テレビドラマとして犯人像を絞り込ませないとか色んな狙いはあるのかも知れませんが、決してこれは誇張表現ではなく、分譲マンションだと覚え切れないくらいの住人がいることは間違いないでしょう。

住民の集まりについて

正直なところ、今の子育て世代やもっと若い世代というのはあまりそういうのは好きじゃないという人も多いと思います。私たち夫婦もそんなに積極的に参加する部類ではありません。

この前、私は初めて定期総会というのに行きましたが、37歳にして最年少じゃないかと思うくらい出席者の年齢層はとても高かったです。

正直なところ、今後出席はしたくないなぁと思える内容でした。

そもそも資料を配られて、それをなぞるように説明されるだけでした。

さらに質問が出てもあまり精査されることなくゴリ押しで通していたのを見て、本当にあまり意味のないものなんだと思ったものです。資料だけ各家庭に配ればいいのでは？と思いました。

まとめ

テレビドラマ『あなたの番です』は単純に面白そうと思って観ただけですが、マイホームという観点からとても興味深い観方をすることが出来ました。

この前定期総会に参加した時は、こういうのがない分譲マンションっていいなぁと思ったものですが、今日このドラマを見て、一戸建てで良かったと思い直しました。

どんなマイホームを買うにしても良いところ、悪いところ両方あるのは間違いありません。

しかし悪いところの中には許容出来るものと出来ないものがあり、それは人それぞれ違うはずです。絶対に後悔しないマイホーム選びが出来るよう、出来るだけ多くの知識を持ちましょう。