外構工事を個人業者さんにお願いすることにし、私たちは素材選びをお願いされていました。見た目はそのまま、素材のランクを落とすというイメージですね。
庭は見た目が100%という思いからの作戦です。
もくじ
外構工事契約の流れ
不動産業者さんと同じビルに入っていたのが、紹介された仲介業者なのですが、実は元締めが同じなので、言わば子会社のようなものです。その方が裏表なくわかりやすくていいですけどね。
ちょっとここまでの距離がありまして、車で20~30分ほどでしょうか。
何度か足を運び、言われたようにLixil製品以外の代替品が安く使える場合はそちらを選ぶようにして進めていきました。
特に何度も変更になったのが、三協アルミのフレイナという素材なのですが、これは庭の囲いを作るフェンスです。木目調だけどアルミで出来ているので腐らないというものです。
こちらでも取り上げました。
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このフェンスの下の部分なのですが、ブロック塀を使うのが最も安いということでした。
次に安いのが少しオシャレなブロック塀である化粧ブロックを使うこと。
しかし・・・しかしですよ。
このカッコいいフェンスの下は絶対にガッチガチの灰色コンクリートだろ!
いわゆる擁壁と言われるコンクリート打ちです。
擁壁コンクリートの上にフレイナが乗っているところを想像するだけでもニヤけてしまうくらい惚れていました。ですがこの擁壁工事は、最も高額になるとのことで、すったもんだありました。
とにかく原価を削る作業
どうしても割高になる擁壁を取り入れるために、削れるものはどんどん削りました。
まずウッドデッキ素材、それから人工芝も自分で探した安いものにしました。
さらにカーポートも会社を変えることで10万程度の節約が出来ました。
さらに玄関の門も見た目が同じで会社を変えると5万近い節約に。
このような流れで、削っていき、庭とフレイナとのギリギリの部分に花壇でも作ろうと思っていたのですが、そういうものもいったん全部白紙に戻して人工芝を敷き詰めることにしました。
そんなに削る?っていうくらいどんどん削りました。
そしていったん見積もりを見てみると・・・
おぉ!削れてる!
そこへ不動産業者のお兄さんが仕事の合間に見に来ました。
「え!?こんなに削れたんですか?」
そう言ってもらえた見積書の金額は400万円を切る金額でした。
ちょっと無理して削り過ぎた部分もあるので、後から少し肉付けしていくつもりでしたが、それでも擁壁工事を入れられる余裕は出来たように感じました。
擁壁の上にフェンスをつける
私の庭造りで譲れない点は、家庭菜園スペースを作ることでした。
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しかしこうして話していくうちに、いつの間にかこの擁壁の上にフェンスをつけるという部分も決して譲れないくらい重要なポジションとなっていました。
ブロック塀で囲むのと比べても単純に20万近い出費増です。
それでも絶対に欲しいということで、周りの部分を削り倒しました。
しかし、打ち合わせの度に欲しいものは少しずつ変わっていきますし、何より打ち合わせの最中に会話の中からコロっと希望が変わってしまうケースだってありました。
「そんなものです」
とは言って下さるものの、このままではいつまでも終わらないのでは、と思いました。
確かに外構工事自体が始まるまで1か月以上の猶予があったため、ゆっくり決めて下さいとのことでしたが、出来るだけ早く落ち着きたいという思いも強くありました。
外構工事契約の締結
いつまでも終わらないかに思えた契約前の会議ですが、実際にはサクっと契約が締結してしまいました。さすがに慣れているのか、提示してくれた案ですぐに契約をしました。
その内容は・・・
着手金として100万円だけ入れてもらい、その後は現場を見ながら希望が変わればその都度変えていき、そしてその都度見積書も変えていきましょうというものでした。
現状では擁壁工事も入れ、先ほどよりももう少し肉付けした430万円という契約を結び、そのうちの100万円を先に入れる。そして残りが330万円という状況を作っておく。
その上で、素材はまだ発注をかけないので、ギリギリまで悩みましょうということです。
契約だけでも終わらせないと、私が他の業者に頼むのではないかという心配があるなら、気にしなくてもそんなことはしないよと伝えましたが、そういう話ではないようです。
私としても何度もここに足を運ぶより、契約してしまい、業者さんに現場に来てもらう方がはるかに楽でしたので、その内容で契約を結ぶことにしました。
現場は賃貸マンションから10分くらいでかなり近かったので、行こうと思えばいつでも行けましたし、これで今度こそ落ち着けると思いました。
まとめ
正直なところ、たかが庭と言ってはいけませんが、庭だけの注文でこれだけ手間がかかることを考えたら、土地を買って自分たちで間取り図を考え、設計した注文住宅なんてとても無理だと思いました。
そういう意味では、注文住宅を新古品で買えたというのは本当に幸運だったと思います。
次回は外構工事が始まるところから書いていきたいと思います。