今回は新築一戸建て、中古一戸建て、新築分譲マンション、中古分譲マンションなどどれであっても関係なく同じことが言える内容になります。内覧って楽しいですよね。
実際にそろそろ住宅が欲しいと思ってする内覧には緊張感もあります。
私は気になった物件、気に入った物件に関しては短期間でもう一度内覧をさせてもらうべきだと考えます。出来るだけ短期間がいい理由も含めてご説明したいと思います。
もくじ
物件のファーストインプレッション
内覧に行くと、まずほとんどの物件で「綺麗」という印象を受けるでしょう。
自分たちがよほど綺麗なところに住んでいて、毎日毎日綺麗になるよう一生懸命お掃除でもしていない限り、新築物件、中古物件問わずプロが綺麗にした物件はとてもきれいに見えます。
ですから、物件のファーストインプレッションとしてマイナスのイメージを持つケースはそこまで多くないでしょう。ほとんどの場合はプラス、それも超プラスの印象を持つはずです。
私が建売住宅の内覧に行った時は、いきなりトイレがお出迎えだったため、マイナスのイメージを持った部分もありましたが、やはり内装や床、壁などはとても綺麗なものでした。
家を実際に買いたいと思って内覧をした場合、多くが気に入ってしまうと思います。
トイレやお風呂などの配置に関して言えば好みによって大きく差が出る部分かと思いますが、あらかじめネット広告などで間取り図を見てから納得して行く内覧であればこの部分はクリア出来ます。
広告を見て興味を持ち、その状態で内覧に行けば・・・恐らく気に入ることでしょう。
間取りはすでに気に入っている状態で中の綺麗さも間違いない。
そうなると内覧だけでは、なかなかマイナスの要素が出てきにくいのです。
家に帰って浮ついた気持ちをリセットする
- 「すごい綺麗だったよね!」
- 「うん、あれならいいよね」
- 「今の時点で1位だね」
- 「もう買っちゃってもいいくらいだよ」
こんな会話がその日の夜には行われそうですね。
ですが少し待って下さい。
これはどんなことにでも言えるのですが、「すごい」「綺麗」「素敵」というようにプラスの感情を持った場合、その直後には必要以上にその感情が膨らんでしまうものです。
ですから、一度家に帰った後、気持ちをリセットする必要があります。
上記のような会話をしてもいいと思います。
しかしその後で、必ずその家のデメリットが何か見つからなかったか話してみるといいでしょう。
私たちにも経験があります。
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例えば、ドアが少し小さかった、廊下が狭く感じたなど、実は疑問に思っていることってあるはずなんです。パートナーが絶賛してるところで否定的な意見を言うのは気が引けるかも知れません。
しかし、そこで思い切って「このキッチンはちょっと嫌だと思った」というように疑問に感じた部分を言ってみてはどうでしょうか。
「あ、それ実は私も思ってたんだ」
同じような意見を持っていて、相手も言い出せなかっただけかも知れませんよ。
疑問点をまとめていく
一度疑問点や否定的な意見が出せればそこから先は芋づる式・・・いや芋づる式にたくさん出てきても困るわけですが、いくつか否定的な意見も出てくるものと思われます。
そして否定的な意見を話し合っていくと、今度はその思いが大きくなっていきます。
「買うとしても、ここは嫌だと思った」
という部分を紙か携帯、スマホの中にでもメモしておきましょう。
そしてすぐにでも次回、同一物件をもう一度内覧させてくれと予約してみて下さい。
否定的な意見を出し合った時、今度は必要以上に悪く思えてきてしまうので、そこが我慢出来るレベルであるのか、本当に嫌だと思ってしまう部分なのかを出来るだけすぐに確認しましょう。
私たちは話していて、「やっぱりここ嫌だよねぇ」となった部分がありました。
しかし、翌日すぐに内覧で見せてもらった後、「あれあんまり気にならないレベルだったね」という結論になりました。言えずに溜め込んでいることで気持ちが増幅し、いざ話し合った時に「やっぱりか!?」というテンションになるため、さらに増幅されてしまうのでしょうね。
自宅に戻り、冷静になり、プラスのバイアスもマイナスのバイアスも極力かからないように話し合い、気になる点や、気に入った点などを書き出しておくことは本当に必要だと思いました。
これが一週間、二週間と間が空いてしまうと、記憶が曖昧になってしまう危険があります。
そうなると、そこで見て、また疑問に思ってしまい、結局進まなくなってしまいます。
疑問に思ったら即行動で疑問を消化し、思いを昇華させてあげる必要があります。
それでこそその内覧に対して正しいジャッジをすることが出来るでしょう。
まとめ
ファーストインプレッションというのは、必ずどちらかに大きなバイアスがかかり、気持ちの高ぶりにより、さらに正確な判断を鈍らせるものです。一生で一番高いお買い物です。
思い込みで失敗などしないよう、冷静な判断が出来る環境を整えましょう。
特に駅からの距離や、職場からの距離などは、内覧で気に入ってしまうと気にならないフリをして自分に嘘をついてしまいがちです。一生ものですからね!絶対に冷静な判断をしましょう。
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