いよいよ中古一戸建ての売買契約締結の時を迎えました。もちろんこれで私の家購入エピソードの中の購入手続きエピソードは最終回となります。
本当に風のように駆け抜けた2か月だったと思います。
それでも私の人生において1、2を争うほど内容の濃い2か月でした。
恐らくは一生に一度の経験だと思います。まだ住宅購入という経験がなく、これから買いたいという方にとって少しでも参考になればと出来るだけリアルに生の声を書いてきたつもりです。
今回も事実のまま書きたいと思います。
書きそびれていたのですが、住宅にかかる火災保険が1日でも切れたらいけないということで、売買契約締結予定日から効力を発揮する火災保険に事前に加入しておき、この日を迎えました。
もくじ
前日に現場確認
売買を行う前日、売り主さん方の不動産業者の決まりで、現場にて状況確認をすることになりました。どこに汚れがあり、どの器具がきちんと使えて故障したりしていないか。
そういうものを一緒に確認する作業です。
これは連名で購入する場合でも、片方が来ればいいとのことで、私が行きました。
給湯器が凍結して故障していたのは知っていましたが、きちんと売り主さん負担で新品に替えてありました。もちろんそのことも含めて確認作業を行いました。
あとはお風呂のスイッチや、換気扇、乾燥などを指示するリモコンが電池切れ(だと思う)と告げられました。電池を交換して動かなかったら連絡下さいとのことです。
売買契約締結後、1週間以内であれば売り主さん負担での修繕、それ以降であればいかなるものであってもこちら負担での修繕という契約でした。
実際に購入後、電池を入れたら無事に動きました。
今はお湯張りなども含め全部自動なんですね・・・驚きました。
銀行の個室で最終確認
約束の時間前に銀行に到着すると、個室に通されました。
その後売り主さんたちも到着し、不動産業者を交え、以前手付金の時に話した内容を簡単に再確認しました。そして前日に現場確認があったことも再確認です。
これらは単なる確認作業なので、かなりあっさりと終わりました。
そしていよいよお支払いとなるわけですが、固定資産税について説明がありました。
1年間の固定資産税をすでに売り主さん負担で払ってあるので、日割り計算で、当日以降の固定資産税に当たる金額を上乗せして売り主さんにお金を支払うとのことでした。
この固定資産税という税金は本当に解せない制度ですね。
資産を持っているだけで金を出せというものですからね。
まぁ、もっと高額になるのかなと思っていたので、予想より安く安心しましたが。
銀行の窓口にてお支払い
少し順番待ちをし、銀行の窓口で支払い手続きをしました。あまりに高額が一気に動くので、実感も湧かずなんだか現実世界にいないような感覚になりました。
これも連名とは言え、2人の口座から引き出して送金する必要はありませんでした。
そしてお支払い終了と同時に、売り主さん側は、自分の信用金庫に無事入金されたかの確認作業をしなければなりませんでした。一番近くても歩いて10分以上の距離でした。
そこで、売り主さんが確認に行っている間、今度は登記における手続きです。
お願いしてあった司法書士さんも同席していまして、このタイミングで色々と書きました。
売り主さんが書かなければならないところなどは、私が窓口で作業している時間を利用して終わらせていたそうです。両者が同席のもとで確認すべきことはもっと前に確認してありました。
この登記には住民票などが必要になります。
この住民票が面白いんですよ。
実はすでにこの転居先、つまりは「これから買う物件」にすでに住んでいることを証明する住民票を取得する必要があるのだそうです。もちろんまだ住んでいないのにね。
実際、市役所に行った時、この説明をしたら「あぁ、はいはい」くらいの反応だったので、住宅購入者は毎回このような手続きをしてるということでしょうね。
これは、「自分たちが住む(生活する)ために取得する物件です」ということを証明する必要があるため、そこに住んでいるという表記の住民票が必要になるとのことです。
住居物件かそうでないかでは固定資産税額も全然違ってきますからね。
売買契約完了
売り主さんが信用金庫での確認を終え、晴れてこの住宅は私たちのものとなりました。
思ったより時間もかからず、あっさりと終わってしまったことは少し寂しくも感じました。
終わった後は、不動産のお兄さんが、是非お祝いにお昼をご一緒させて下さいと言ってくれました。
子どもの大好きなガストへ行き、乾杯しておごってもらいました。
私が学習塾の元経営者であることも知っていて、ついでにと言うのもなんですが、今度中学3年生になる娘さんの家庭教師も頼まれてしまい、後日少しだけボランティアで教えに行きました。
それにしてもこれでスッキリとしました。
これから先も、庭のことでこの不動産のお兄さんとお付き合いはありますし、まだまだしばらくはてんやわんやとなりそうとは思っていました。でも、まさかあんなに色々と長引くとは・・・。
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また、一戸建てを買うということの意味はわかっていても、その管理の大変さなど、色んな面でこの時の私たちは無知でした。
ですがこの時2人目の出産を控えていましたし、1人目の時のように賃貸マンションで赤ちゃんの夜泣きによる近所迷惑を考える心配が大きく緩和されたのは大きいと思いました。
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まとめ
めでたく「購入手続きエピソード」はこれで終わるわけですが、マイホームというのは、買った後も同じくらい大変なのだと思い知りました。
もちろんこの部分も伝えていかねばならないと考えています。
つまり次回からは新章として、「家購入後のエピソード」を始めます。
これから夢のマイホームを買いたいと思って行動しようとしている人にとっては、むしろここからのエピソードの方が生々しく参考になる部分も多いかと思いますので、是非お付き合い下さい。